食道がん治療センター

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①虎の門病院への受診

虎の門病院を受診していただきます。

消化器内科でも消化器外科でも構いません。

●前述した症状があり検査を希望される方は受診してください。

●先に近医を受診されている場合には紹介状をお持ちください。   

※なお、紹介状がなくても受診は可能です。 不安なことがあれば、お気軽に受診してください。

②検査開始

診察後、必要な検査を行ないます。

1週間から2週間以内にすべての検査を行ない、治療方針を決定いたします。

※症状の強い方、早期の治療が必要と判断された場合には、すぐに入院精査をさせていただく場合もございます。

外来で行なう検査内容

・採血
・レントゲン
・心電図検査 (負荷心電図検査)
・呼吸機能検査

・内視鏡検査
 ・通常の胃カメラ
 ・超音波内視鏡検査
 ・大腸内視鏡検査

・(造影)CT検査
※腎機能が悪い方、アレルギーがある方、喘息がある方など、造影剤が使用できない場合には造影剤を使用しないCT検査を行ないます。

・腹部超音波検査
・頚部超音波検査
・心臓超音波検査
・下肢静脈超音波検査

・歯科受診
※治療前に虫歯がある方は、食道癌治療前に虫歯の治療を行なってもらう場合があります。

虫歯がある方や口腔内環境が悪い方は、食道癌の治療中や治療後に誤嚥性肺炎を引き起こすこと、また重篤になることがあります。  

 

・耳鼻科受診
食道癌は声帯を動かし声を出す神経、反回神経が近くを走行しており、反回神経周囲のリンパ節に転移をしやすいとされております。

食道癌が進行していると、直接反回神経に浸潤したり、神経の近くにリンパ節転移がある場合などでは、反回神経の機能が低下・消失し、声帯の動きが低下し、声の擦れ、いわゆる嗄声が生じることがあります。

治療前に声帯の動きをあらかじめ調べておくことを目的としております。  

 

・リハビリテーション
食道癌は、もともとタバコをリスクのひとつであり、タバコを吸っており呼吸機能が低下している方が多くいます。

手術を中心とした食道癌治療を行なう上で、術後の合併症を減らしたり、その後の治療を進めていくのに呼吸機能が極めて重要となってきます。

そのため、治療を行なう前から呼吸器を中心としたリハビリテーションが非常に大切です。

実際に、リハビリテーションを行なうことで、術後の誤嚥性肺炎が減少していると、当院でもまた、多くの施設でも報告されております。  

 

・栄養指導 (栄養師からの栄養指導)、体組成計を用いた筋力測定
食道癌では、食事摂取が困難となり、体重減少が生じている患者が多くいます。

また、治療に伴い、筋力低下や体重が著名に減少してしまう場合があります。

治療前や治療経過の中で定期的に体重や骨格筋量、脂肪量を測定することで、治療経過中の栄養状態を適切に評価でき、それに対する早期の介入を可能にいたします。

③治療内容の検討

検査結果が揃ったら、治療に関わる他職種メンバーによるカンファレンスにて、患者ごとに合わせた最善の治療を検討いたします。

いくつか選択肢を上げさせていただきます。

※我々は最善と思われる治療方針を提案させていただきますが、最終決定は患者本人やご家族も交えて、ご要望に応える形で、一緒に決めさせていただきます。

④治療開始

治療開始となります。

※当院では外来受診されてから治療開始まで、可能な限り早く開始することを目指しております。  

 

外来受診から治療開始まで最短でも1-2週間で治療を開始できます。

どんな小さな症状でも、ご気軽にご相談ください。

症状に合わせて適切な検査を行なうことで、早期発見、早期治療につながり、癌を完治することにもつながります。

 

お問い合わせ、ご相談等は以下フォームより受け付けております。

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