院長挨拶

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 虎の門病院は国家公務員共済組合連合会の中核病院として昭和33年に設立されました。以来、広く国家公務員以外の方々にも開かれた日本を代表する総合病院です。

 当院は、令和元年の最初の日である5月1日に新病院を開設し、819床、38診療科、職員数2,000名という大規模で、高い水準の医療を、より新しい環境で行なうことが可能となりました。

 設立当時より掲げられている当院の基本理念は、「医学への精進と貢献、病者への献身と奉仕を旨とし、その時代時代になしうる最良の医療を提供すること」です。この理念を実現するための4つの柱として、目の前の患者さんに向き合う「臨床」、すべての人々の健康を支える「予防」、医療に貢献する人材を育てる「教育」、医療の発展に寄与する「研究」のそれぞれに努力してきました。

 虎の門病院の最大の特徴は、臓器別の高度な専門診療を行うために各領域のスペシャリストが揃っていることです。新病院では、医療の先端をいく新しい設備・医療機器を取り入れ、充実した医師・医療スタッフのもとでより高度でより先進的な医療を実施する体制を整備しています。同時に、患者さんの全身を診て、QOL(生活の質)にも配慮し、個々の患者さんに適した全人的医療を提供することをモットーとしています。さらに、患者さんの権利の尊重、安全・安心・思いやりをコンセプトに患者中心医療の実現に邁進してきました。

 患者中心医療のためには、医療を受ける側と提供する側の相互の理解と信頼が大切です。真に患者さんに満足していただけるよりよい医療を実現するために、患者さんの率直なご意見やご提案は、大変貴重なものであり、是非診療現場に還元していく必要があります。引き続き、虎の門病院についての忌憚のないご意見をお寄せ頂ければ幸いです。

 今後も、虎の門病院が常に高度な医療を提供し続けることができますように、職員一人一人がさらなる努力を重ねていきたいと思います。

令和2年4月1日
院長 門脇 孝

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