地域がん診療
連携拠点病院
国際化への
取り組み
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外国人患者さんへ
安心・安全な
医療を提供していきます
近年、日本を訪れる外国人の数は年々増え続け、2018年には年間3,000万人を超えました。それに伴い、日本で医療を受ける外国人も増加し、外国人に対応できる医療の提供が急務となっています。国際医療ニーズの高い地域にある虎の門病院は、早くから多くの外国人患者さんを受け入れてきましたが、新病院の開院にあたり、「医療の国際化」を重点課題の1つに掲げました。世界的にも高く評価されている日本の医療を外国人患者さんが安心・安全に享受できることを目指して、さらなる体制整備を進めてまいります。
外国人に対する医療には様々なケースがあります。現在日本在住の方に対する医療、仕事や旅行などで日本滞在中に病気、けが、事故などにあった方に対する医療、海外から治療目的で来日される方に対する医療、さらに人間ドックを受診される方に対する医療などです。当院では、国内の外国人への医療の提供と、アジア諸国などの海外からの患者さんの受け入れの2つの柱で国際対応を強化していきます。
01
国内の外国人への医療の提供
02
アジア諸国などの海外からの
患者さんの受け入れ
虎の門病院では、今後さらなる多言語化を進めるとともに、人的通訳サービスの導入や、長期滞在ビザや医療滞在ビザへの対応、医療費の支払い方法などについて整備していく予定です。また、当院は言葉の障壁を超えるだけでなく、それぞれの患者さんの文化的背景を理解したうえで治療にあたることが、真の意味での医療の国際化であると考えています。食習慣、宗教上の決まりごと、治療に対する考え方などは国により、また個人により異なります。こうした多様な文化をもった患者さん一人ひとりに丁寧に対応し、自国で診療を受けるのと同じように安心して治療を受けていただけるよう努めてまいります。
医療の国際化が唱えられ始めてから、病院が外国人の受け入れに対して一定の基準に達しているかどうかが評価されるようになりました。これは、外国人が日本の病院を受診する際の指標となるように、厚生労働省や経済産業省が支援して始まった制度です。虎の門病院は2017年1月にJMIP(Japan Medical Service Accreditation for International Patients=外国人受け入れ認証制度)と、JIH(=ジャパンインターナショナルホスピタルズ)の2つの認証を取得しています。