消化器内科(胆・膵)

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入院数

2021年度の延べ入院件数は709件で、新型コロナウイルスの流行が継続していたにもかかわらず前年度(612件)より増加した。感染拡大を繰り返していた中でのこの実績は、胆道・膵疾患の緊急性・重大性を表していると考えられた。平均在院日数は11.8日で、前年度(11.8)と同等であった。

診療概要

当科は胆道・膵疾患の診療を主体とし、一部肝疾患の診療も担当している。他診療科と主疾患が重複しており、密に連携を取り合いながら患者さんのことを最優先に最適な診療を提供できるように努力している。特に胆道・膵疾患にみられる閉塞性黄疸に対する内視鏡的胆道ドレナージは本院・分院含め当科が一手に引き受けており、迅速に対応するように心がけている。

入院患者の疾患内訳は、悪性疾患が135(19%、前年28)であり、悪性疾患の内訳では膵癌82(61)、胆道癌38(28)(胆嚢7件、肝内胆管3件、肝門部13件、肝外胆管15)、肝癌5(2)、その他10件の順であった。良性疾患では,例年通り胆石症(急性胆管炎、急性胆嚢炎、胆石性膵炎など)が多く、胆道の内視鏡的治療が数多く行われた。

例年、悪性疾患では新規患者ほぼ全例について消化器外科・肝臓内科・臨床腫瘍科・放射線科・病理診断科と週1回キャンサーボードを開いて検討していたが、新型コロナウイルス流行のため定期カンファレンスは開催できなかった。

検査・処置・治療など

ERCP関連治療手技が2021年度559(47)、超音波内視鏡(EUS)が2021年度635(53)と胆膵内視鏡件数は計1,000件以上と新型コロナウイルス流行が終息していないにもかかわらず増加した。原則鎮静下に低侵襲に行うことを心がけており、また全ての検査・処置に日本消化器内視鏡学会専門医が携わっている。通常の処置以外にバルーン内視鏡を用いたERCPEUS下ドレナージなども積極的に施行している。難治症例については他診療科との合同カンファレンスで検討し、内視鏡処置に固執せず、経皮処置や外科的処置など個々の症例に合わせ柔軟に対応している。また当院肝胆膵外科は低侵襲手術を数多く手掛けており、内科での検査から外科での手術までシームレスに最短で終了できるように心がけている。

当科は病院全体の腹部エコー検査を担当し、件数は本院2021年度19,370件(1,614/月)、人間ドックエコー件数2021年度17,930件(1,494/月)と昨年と同等であった。それ以外、さいたま診療所の腹部エコー診断も担当した。日本超音波医学会超音波専門医を中心にレベルの高い検査・判読に努めている。


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