睡眠呼吸器科

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睡眠センターの遠隔医療への取り組み

睡眠センターでは遠隔医療を活用した取り組みを行っています。
このページでは睡眠時無呼吸症候群を疑われた初診の患者さん、睡眠時無呼吸モニターの結果について相談をしたい患者さん、CPAP療法で通院中の患者さんを対象としたオンライン診療・遠隔医療について紹介しています。
睡眠医療に興味をお持ちの医療者の方向けのオンラインコミュニティも運営していますので、医療者の方からのご相談もお受けしております。

睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群の患者さんは、夜間睡眠中に呼吸が繰り返し止まるために睡眠の質が低下しています。日中の眠気と夜間の大きないびきが特徴で、ベッドパートナーからの指摘で受診される方も少なくありません。

睡眠時無呼吸モニター検査とは?

自宅に検査機器を持ち帰り睡眠中の呼吸をモニターします。自身では気づかない無呼吸やいびきを記録することができます。検査は全診療科の先生から依頼を受け付けています。

CPAP療法とは?

鼻に密着させるマスクを用いて空気を送り込み、気道の閉塞を防ぎます。中等症以上の睡眠時無呼吸症候群と診断された患者さんが対象となります。CPAP療法のために必要な機器は病院より貸し出しますが、定期的な外来受診で医師の指導を受けるなど、治療継続にあたっては保険診療上の条件があります。

オンライン診療

対象:医療機関からの紹介状をお持ちの初診患者さん

2021年12月より、医療機関からの紹介状をお持ちで、睡眠呼吸器科が初診となる患者さんを対象としたオンライン診療を開始しました(保険診療の対象となります)。10〜15分程度のお時間でスマートフォンを利用したビデオ通話を行います。継続した診療が必要と判断した場合、2回目以降の診療は対面診療となります。こちらから登録手続きのご案内をダウンロードすることができます。電話番号あるいはメールアドレスによる本人確認後、保険証の登録、クレジットカード登録、オンライン診療予約などをご自身のスマートフォンで行うことができます。
*このサービスは株式会社インテグリティ・ヘルスケアの提供する疾患管理システムYaDoc(ヤードック)を利用しています。

睡眠時無呼吸モニター実施後の患者さんはオンライン受診勧奨の対象となりますので、検査結果レポートに載っているQRコードをご利用ください。

CPAPの定期外来通院においては原則としてオンライン診療での対応は行なっておりません。対面診察継続が難しい場合には、継続した診療を実現できるご自宅近くのクリニック・診療所などにご紹介しております。

オンライン受診勧奨

対象:虎の門病院で実施した睡眠時無呼吸モニター検査結果のQRコードをお持ちの患者さん

睡眠時無呼吸モニターを受けた、結果の説明を受けるためのオンラインサービスです。とくに睡眠呼吸器科以外の診療科に通院されている患者さんが検査を受けた際にご利用いただくことを想定しています。
検査の結果レポートには睡眠時無呼吸症候群の疑いの程度についてフローチャートで示しておりますが、患者さんがお困りの症状は実際には様々です。外来を受診していただくことも可能ですが、外来を受診すべきかどうかお悩みの方は、是非こちらのサービスをご利用ください。結果レポートに載っているQRコードからオンライン受診勧奨サービスを予約していただくと、スマートフォンアプリを用いたビデオ通話で,受診すべきかどうかを相談することが可能です。詳しくは「当院の新しい取り組み」ページをご参照ください。

*このサービスは株式会社インテグリティ・ヘルスケアの提供する疾患管理システムYaDoc(ヤードック)を利用しています。
→YaDocプレスリリースはこちら

CPAP遠隔モニタリング

対象となる方:CPAP療法のために通院中の患者さん

CPAP療法に用いる機器は病院から貸し出しをしておりますが、治療を継続している間は自宅に置いておくことになります。CPAP機器の使用状況はこれまでSDカードなどの媒体を病院に持参していただき確認しておりましたが、遠隔モニタリングといって機器自体の通信機能あるいは患者さんのスマートフォンなどを介した通信によって安全なクラウド上にデータを送信し管理する方式に対応する機器が増えてきています。本邦で実施された厚生労働科学研究においても遠隔モニタリングにより対面診療を補うことにより患者さんが有効にCPAP療法を継続できることが示されており、今後も遠隔モニタリングを活用した外来運用を進めていきます。

医療者向け相談窓口

医療者向けの意見交換コミュニティ「スリープケアステーション」を運営しています。オンラインコミュニティ内では、睡眠時無呼吸症候群をはじめとする睡眠に関する相談を受け付けています。参加を希望される医療職・介護職の方はこちらからお申込みください。

*このサービスは医療者・介護者向けのSNSサービスを提供しているMCS(メディカルケアステーション)を利用しています。
→MCSプレスリリースはこちら

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