アドバンスドナース

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精神看護専門看護師

リエゾンチームの専従看護師として活動しています。リエゾンチームでは、身体疾患で入院中の患者さんの不安や抑うつ、せん妄に対応しています。また、血液内科の同種移植を受ける患者さんに対して、移植前に全例メンタルヘルススクリーニングを行っています。当院は血液内科の移植件数が多く、長い治療期間の中で精神的サポートを必要とする方が多いためです。その他、精神的ケアに関する看護相談も行っています。患者さんにどんな言葉をかけたらいいかわからない、陰性感情を抱いてしまうなど、患者さんとのかかわりの中で生じる悩みにも注目し、看護師の力になれるよう日々活動しています。

林田 由美子

慢性疾患看護専門看護師

慢性疾患は長期にわたり、症状の管理、食事や運動などの療養を継続することが必要です。社会生活を営む患者さんが、病気と上手く付き合いながら、その人らしい生活を送ることができるように支援しています。
腎不全保存期相談外来では、慢性腎臓病の進行をできるだけ遅らせるための療養方法について一緒に考えたり、腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)の選択を支援したりしています。患者さんの生活スタイルや人生設計を伺い、保存期を維持しながら療法方法の理解を深め、患者さんが自分に合った治療法を選択できることを目指しています。
慢性疾患をもつ患者さんの療養生活における苦悩に寄り添い、その人らしく生きていくための看護を目指して活動しています。

斎藤 美子

感染症看護専門看護師

患者さんや職員の脅威となる薬剤耐性菌や新型コロナウイルス等による感染症が、院内で広がることを防ぐために、多職種チーム(ICT)の一員として活動しています。感染症発生時の対応はもちろんですが、そのための病原微生物の監視や疫学調査、教育及びコンサルテーション等を、関連部門と協力しながら実施しています。
とくに感染症が起きてからの対応ではなく予防としての標準予防策の徹底や、自施設だけでなく地域の医療機関との連携に力を入れており、重要な活動と位置づけています。また、感染症の患者さんが安心して適切な医療を受けることができるように患者さんの立場に立った看護を大事にしています。

丸山 俊一郎

急性・重症患者看護専門看護師

周手術期や生命の危機的状況にある患者さんに対し、早期回復を目指して迅速かつ適切な治療や看護を提供しています。また大切な人が突然生命の危機的状況になることは、ご家族にとっても大変辛い出来事です。そのため患者さんのご家族にも寄り添い、患者さん・ご家族・医療者間の架け橋となりながら、治療や看護における意志決定を支援しています。さらに集中治療の場に限らず、看護師からの看護相談や急変の予測・急変対応の能力向上に向けたスタッフ教育、フィジカルアセスメントの院内研修での講師など、組織横断的な活動を通して、院内全体の重症患者さんの看護の質の向上を目指して活動をしています。

西本 佳代

老人看護専門看護師

主に分院の認知症ケアチームのメンバーとして、入院中の高齢患者さんのケアに関わっています。入院により高齢の患者さんは環境や生活が一変し、身体だけでなく精神的、社会的にもさまざまな影響を受けることになります。ご本人のこれまでの人生や大切にしているものを尊重しながら、ご本人のもつ強みを活かして支援することが老人看護専門看護師としての役割です。
分院では血液浄化療法を受ける患者さんも多く、透析の導入や差し控えにあたっての意思決定も支援しています。また慢性疾患をもち、入退院を繰り返す患者さんも多いため、病棟や外来の看護師と協力しながら、患者さんがその人らしい生活を送ることができるよう、活動しています。

市川 瑞穂子

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