脳神経血管内治療科

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虎の門病院で行なわれる血管内手術件数(出張手術は含まず)は、例年170件前後となっています。

最も多いのは未破裂脳動脈瘤の塞栓術です。カテーテルやステントなどの治療機器の発達により治療可能な動脈瘤の幅が広がり、近年増加傾向にあります。また当院は、難治性である大型・巨大脳動脈瘤に対する血流改変ステント(フローダイバーター)治療の実施施設に認定されており、大型・巨大脳動脈瘤症例の紹介も増えています。

頚動脈狭窄症に対するステント留置術については、年齢、プラーク性状、全身併存疾患等の因子を術前に十分吟味します。その結果、外科的手術法である内膜剥離術と比較して同等もしくは、より安全に治療できると判断した症例のみにステント留置術を行っています。

急性期血行再建術は、急性期の脳梗塞に対し閉塞血管の血栓を回収して再開通させるという手術であり、急性期脳梗塞患者さんの症状を劇的に改善できる有効な治療です。当院で治療を行った症例では92.8%で有効な再開通が得られています。

動静脈シャント疾患には主に脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻が含まれます。複雑な血管構造の病変を治療しますが、当院では高精細なMRI、血管撮影画像による術前評価に力を入れており、緻密な治療戦略に基づいた安全な治療を実践しています。また、ハイブリッド手術室が稼働しており、外科手術と血管内手術のコラボレートも可能となっています。

引き続き、専門性高く、良質な医療を提供すべく、努力を続けて参ります。また、都心部で脳外科、神経内科、血管内治療すべての専門医がそろって救急医療を行っている施設は少なく、脳卒中救急にも重点を置いて取り組んで参ります。

院内手術件数

2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
脳動脈瘤塞栓術 68 62 64 59 62
頸動脈ステント等 25 17 38 22 46
急性期血行再建術 22 14 25 18 23
動静脈シャント疾患 12 13 11 20 16
脳腫瘍塞栓術 10 5 9 10 1
その他 10 12 12 31 23
全体 147 123 159 160 171
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