救急科
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虎の門病院は長年にわたり高度専門医療を担ってきましたが、今後はそれに加えて2次救急医療もこれまで以上に充実させていく必要があると判断され、平成23年に救急科が開設されました。
現在、救急科専従医師7名と研修医3~4名で救急外来にて救急車搬送患者さんを中心に診療を行っています。救急外来では昼間の定時外来とは違って、診察・検査等を必要と判断すればできるだけ救急外来で行いますので、診察時間が長時間になることがあります。しかし、それは急性症状を引き起こす重大な病気を見逃さないようにするためのものです。救急外来の最も重症な役割は近い将来このままでは重篤な事態になる症状や病態を見逃さないで(病院から帰宅させないで)入院させて当該専門医に引継いで、高度専門的治療をすることと考えています。すべての患者さんで救急外来において確定診断にまで至ることはないかもしれませんが、重大な病気が隠れてはいないか見逃してはいないかに最も注意を払って診療をしています。
外来では救急専門医/指導医である卒後20年以上経験のある救急専従医が研修医とともに診療しています。検査も24時間365日いつでもレントゲン、CT、MRI検査や血液検査が可能で、この点において虎の門病院は一部の大学病院より充実した検査体制になっています。そして、救急外来で入院が必要と判断された場合は入院担当の専門医に引継ぎ、さらに詳しい検査や治療をします。また、帰宅になる場合でも原則として翌日の専門診療科を受診していただくようにして病気の見逃しがないようにしています。このように当院の救急医療はまず救急科医師が診て、さらに再び担当科の専門医が診るという二重のチェックを行い、重大な病気の見逃しがないようにしています。
救急科常勤医師7名(救急医学会指導医と同専門医と同専攻医)と研修医3-4名で救急外来診療を行っています。夜間休日は内科系医師、外科系医師、CCU医師、脳卒中医師、産婦人科医師、小児科医師が当直として常駐しています。