臨床工学部
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当院の臨床工学技士を集結した臨床工学部では、先進医療に係わる高度医療機器を専門的に管理運用し院内における安全な医療と質の向上をはかるため、それぞれの専門的知識、技術を有効に活用してゆきます。当院の医療事業は、長年にわたる実績を基に、次世代の医療への貢献をめざすものと認識し、その端緒を担うものとして、これらに対応すべく臨床工学部門としての活動をしてゆきたいと考えています。
当院の臨床工学部(Department of Clinical Engineering: CE部)は平成15年6月にそれまで各部署に配属されていた臨床工学技士を統合して発足しました。現在、本院血液浄化療法室CE科、分院血液浄化療法室CE科、手術室CE科、CE管理科に分かれ、それぞれ臨床技術提供をおこなっています。さらに当該生命維持管理装置の操作運用と保守管理に留まらず、当院の病棟および外来で使用されるME機器・システムおよび医療設備の保守管理に積極的な関わりを保つことにより安全で質の高い医療サービスを提供することを目的としています。以下に各業務の具体的な内容を示します。
CE管理科が中心となり、医療設備や医療機器の購入計画から保守点検、機器の廃棄にいたるまでの機器のライフサイクル全体を管理します。医療機器安全管理責任者として臨床工学部副部長が就任しており、安全対策室との連携の下に当院における医療機器に関わる安全管理体制の確保に努めています。
医療機器を安全に使用するためには、1)安全な設備で使用すること。2)機器を正しく使用すること。3)安全性と機能を維持管理すること。の3点が大切です。これらの点を機器を使用する医師や看護師などの皆さんに理解していただくとともに、各機器の正しい取り扱い方法を習得できるようにサポートします。
臨床工学部は、チーム医療の一部門として以下のような項目について総合的に他部門と協調しながら先進医療推進を臨床と経営の両側面から支援し、安全性と信頼性の確保、医療の質的向上を目指した医療技術サービスを提供します。