循環器センター外科

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メッセージ

 心臓血管外科手術の成功には、的確な診断、スピーディーで確実な手術、きめ細やかな周術期管理のすべてが必要です。手術だけがよくても、診断や術後管理が適切でないと良好な結果は得られません。それは一人のスーパースターや最先端機器でできることではありません。当科では個人の高いスキルとそれを最大限に引き出すチーム力で、最高水準の心臓血管手術および周術期管理を行っています。

 当科ではあらゆる心臓血管疾患に対応しております。弁膜症、冠動脈疾患に対する手術では通常の胸骨正中切開による手術とともに、小切開による低侵襲心臓手術(Minimally Invasive Cardiac Surgery, MICS)も行っています。なかでも弁膜症に対するMICSは全症例で内視鏡下手術を行っており、国内外でその領域をリードする外科医と手術チームを有しています。弁膜症手術の約75%MICSで施行しており、早期退院、早期社会復帰が可能です。大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症に対しては外科手術とともに、経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)、経カテーテル的僧帽弁修復術(MitraCLIP)も循環器内科と合同で実施しており、年齢や併存疾患で手術が困難な重症患者さんであっても治療が可能です。冠動脈疾患に対しては、人工心肺を用いない心拍動下冠動脈バイパス術を標準術式としています。病変や病状によってはMICSによる冠動脈バイパス術を施行しております。また循環器内科とともにMICS冠動脈バイパス術とPCIを組み合わせたHybrid治療も行っています。大動脈瘤に対しては開胸手術、開腹手術とともに、高齢者や併存疾患をもつ患者さんに対してはステントグラフト内挿術による治療も行っております。急性大動脈解離や大動脈瘤破裂などの緊急手術を要する疾患にも24時間365日対応しております。その他、心臓腫瘍や成人先天性心疾患に対するMICS、心房細動を患われている患者さんで、抗凝固薬の内服が困難な患者さんに対する胸腔鏡下左心耳切除術、末梢動脈疾患に対する内膜摘除術やバイパス術等も行っております。

 今後、循環器疾患はますます増加していくことが予想されています。当院では内科と外科、そして循環器診療に関わるすべての専門家が一体となってハートチームとして、循環器疾患を持つ患者さん一人一人に最も適した治療を提供していきます。また、併存疾患のため他院で手術が困難と判断された患者さんでも、総合病院の特色をいかし他科と協力し治療が可能となることもあります。

 虎の門病院循環器センター外科は専門領域、職種の垣根はもちろん、病院の垣根までも超えたチーム医療で、世界トップクラスの心臓血管外科チームを目指しています。

紹介医療機関の先生方へ

 当院循環器センターは内科と外科が一体となりハートチームとして診療を行っております。御紹介していただいた患者さんは必ずハートチームで話し合い手術適応および術式を決めています。内科、外科が一体となり患者さんに最も適した治療を提供できるように努めています。急性大動脈解離、大動脈瘤破裂、急性動脈閉塞などの緊急手術を要する患者さんにも対応しております。御連絡いただければすぐに対応いたします。また、循環器疾患の患者さんの手術適応に関してや、何か気になることがあればいつでも御連絡ください。

当科で扱う疾患

  • 僧帽弁閉鎖不全症、僧帽弁狭窄症(低侵襲心臓手術(MICS)やカテーテル治療の対象)
  • 大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症(MICSやカテーテル治療の対象)
  • 三尖弁閉鎖不全症、三尖弁狭窄症(MICSの対象)
  • 弁膜症術後の逆流や狭窄の再発(MICSの対象)
  • 脳梗塞リスクの高い心房細動(MICSの対象)
  • 狭心症、陳旧性心筋梗塞(MICSの対象)
  • 心筋梗塞後の合併症
  • 肺塞栓症
  • 心臓腫瘍(MICSの対象)
  • 一部の先天性心疾患(MICSの対象)
  • 胸部大動脈瘤(カテーテル治療の対象)
  • 腹部大動脈瘤(カテーテル治療の対象)
  • 閉塞性動脈硬化症(カテーテル治療の対象)

など

診療体制

 5人のスタッフと1-2名のレジデント、研修医、診療看護師でチームを組んで診療にあたっています。循環器内科、麻酔科、集中治療科、手術室および各病棟スタッフ、リハビリスタッフとともに患者さんの状態をしっかりと把握し手術、周術期管理にあたっています。

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