医療安全部

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メッセージ

当院の医療安全の歴史は古く、昭和40年代にはインシデント報告体制を用い、病院における組織的な医療事故防止の体制が作られました。医療安全部は、患者が安全で質の高い医療を受けることができる環境の実現に向けて、「医療の質・安全の確保」と「安全な医療」を提供するための質の向上を目指す取り組みを組織横断的に取り組んでいます。
当院の医療安全管理対策は、病院長の指揮のもとに、医療安全管理統括者、医療安全推進委員会、調査委員会、医療安全対策室、医療安全管理者、各部署のリスクマネージャーを中心に、病院全体で取り組んでいます。
さらに、医療安全部内に高難度新規医療技術部門と未承認新規医薬品等部門を設置し、高難度新規医療技術の導入や国内未承認薬の使用等について安全に行うことができるように整備しています。

医療安全管理の指針(第9版改訂について)

虎の門病院では、医療安全管理体制、医療安全管理のための具体的方策および医療事故発生時の対応方法等について指針を示し、毎年見直しを行っています。

指針【第9版】(988KB)

高難度新規医療技術部門・未承認新規医薬品等部門の情報公開

特色

医療安全対策会議を、毎週行っています。各回に部署のリスクマネージャーを招き、報告されたインシデント・オカレンス報告事例をタイムリーに共有し、問題の明確化と対策を検討し、関係部署へ働きかけています。

とりくみ

患者さん、ご家族に安全・安心な医療を提供するため、医療安全対策室が中心となってさまざまな取り組みを行っております。その取り組みの一部をご紹介させて頂きますので、ぜひご参加(ご協力)下さい。

活動内容

医療安全管理体制の構築
・医療安全対策会議の開催(毎週)
・医療安全推進委員会の開催(毎月)
・WG・小委員会との協働
・マニュアル整備

教育・研修
・医療法に基づく全職員向けの研修会の開催
・各種講演会やセミナーの開催
・医療安全管理情報の配信

情報収集・分析
・インシデント等報告分析
・死亡事例報告分析
・院内ラウンドの実施
・部署ヒアリングの実施
・日本医療機能評価機構、日本医療安全調査機構等からの情報収集

事例対応
・事例検討会の開催
・調査委員会の開催
・日本医療機能評価機構、日本医療安全調査機構等へ報告

医療安全文化の醸成
・リスクマネージャー会議の開催
・医療安全文化アンケートの実施

地域連携
・医療安全対策加算算定施設との相互ラウンド、合同カンファレンス

1.誤った検査・治療がなされないように

病院にはたくさんの患者さんが来院されますが、同姓同名や類似した氏名の方がたくさんいらっしゃいます。患者さん間違いは重大事故につながるため細心の注意を払っておりますが、患者さんご自身にもご協力をお願いしております。

1) 診察券にサインをしていますか?

患者さんご自身で氏名をご記入いただいております。漢字で大きく名前をご記入いただくことで、患者さんご自身もより確実にご自身の診察券だと判別がつき、間違い防止につながります。

2) フルネームを名乗っていますか?

外来診察の開始時、点滴や採血などの医療処置時など、氏名を確認する場面はたくさんあります。入院生活では、配膳やお薬を配る時も含め、1日に何度も名乗っていただく場面があります。お互いに顔と名前を知っている関係であっても、安心・安全な医療を受けていただくために、ぜひフルネームと生年月日をおっしゃっていただくようお願いいたします。また、お名前の記載されているものは、ご自身でも間違いないかご確認下さい。

2.思わぬ転倒・転落が起きないように

入院生活は、普段の生活とは異なる環境になり、また体調も万全ではない状態で過ごされることと思います。せっかくの病気の治療の他に、転倒・転落することで療養が長引いてしまうことがないとは言えません。そのため入院時には、患者さんにも気をつけていただけるよう、転倒・転落予防のためのパンフレットをお渡ししています。

また、院外の保険薬局や患者さんからの問合せについては、医師との連携をはかりながら、お答えしています。

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