看護教育

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メッセージ

当院は1975年に日本で初めて看護教育部を設置し、早くから看護師教育に力を入れてきました。現在看護界で活躍する多くの看護師が当院出身者であることからも、看護師教育によって看護界に寄与してきた歴史があります。臨床現場で先輩看護師からの指導や助言を受けるだけでなく、その経験を集合教育でグループディスカッションすることによって、次への課題につなげるという経験学習理論を基盤とした教育プログラムを構築しています。「患者中心の看護」を提供するために、自律性と高い倫理観をもった看護師の育成を目指しています。

教育理念・教育指針

教育理念

高い倫理観と誇りを持ち、患者中心の看護を追究する看護師を育成する

教育指針

自律性を重んじる教育によって、主体的に行動する看護師を育てる

  • 入職後2年は、新人コースにより基礎(確実な知識と技術)を身に着けられるよう支援する
  • 入職後3年目以降は看護師一人一人の成長に合ったプログラムを提供する
  • より良い看護実践に直結する教育プログラムを提供する

教育体制

看護教育部

院内教育・学生実習など教育に関する企画・提案・意思決定を行っています。具体的には教育プログラムの開発、人材育成におけるシステムの構築、スタッフ相談などを行い、部署ごとに任命されている部署別教育委員と連携を取りながら看護師の育成を行っています。様々な経験年数の看護師のニーズにこたえられるよう、また多様な発想力で時代に合った教育を提供するために、様々な経験年数の看護師を複数配置し、看護部次長が統括しています。

プリセプターシップ制度


新人看護師 (プリセプティ) に対して、職場適応を促し能力発揮ができるよう支えるため、新人看護師全員に先輩看護師(プリセプター)を任命しています。(プリセプターシップ制度)

プリセプターの目的は”患者さんに適切な看護を提供するための業務ができる能力をプリセプティが獲得できるようにするため、不安や戸惑い、葛藤を乗り越えられるよう支援する”ことです。プリセプターサポートプログラムを用意し、プリセプターシップ制度が効果的に機能するよう支援をしています。

”プリセプターとしての役割が担えるよう、プリセプターサポートプログラムを開講し、プリセプターの役割・課題などを明確にできるようにしてプリセプター制度が効果的に機能できるようにしています。

教育概要

教育プログラム

日本看護協会が提唱する看護師に求められる能力「看護実践能力」「組織的役割遂行能力」「自己研鑽・研究」の強化を目的としたプログラムを提供しています。教育プログラムはD.A Kolb(1984)の経験学習モデルを基盤にしており、知識の教授だけでなく、実践を振り返ったことを集合研修によって意味づけし具体的な課題を明らかにすることに重点を置いています。そのことによって実際に学習したことを実践し、患者さんに結果が出せる看護師の育成を目指しています。

各プログラムは自分で選択してエントリーすることで受講できるようになっています。そのため、主体的に学習を進めることができます。

キャリアラダー


キャリアラダーを導入しており、看護師としての強み弱みを知り主体的にキャリアアップできる仕組みを整えています。2021年度より改訂し特に最も成長が著しい1~5年目の看護師について、成長段階に合わせて詳細に評価できるようになりました。また、中堅看護師については院内外の研修参加や研究発表などの活動を「ポイント」として評価し、主体的に学習することを評価しています。個人が自分のペースで継続的に学びつづけられ、将来的に専門領域を選択する等キャリアアップできることを目指しています。

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