キャリアラダーⅢ

2014年度入職

私は当院での入院・闘病経験がきっかけで看護師になりました。自分のことを理解し、支えてくださった看護師の存在は、筆舌に尽くしがたい力となりました。実際入職した後も、周りの先輩方やチーフナース、師長に至るまで、当院の看護師は常に患者中心の看護を忘れず日々の看護に取り組んでいる姿をみました。自身もプライマリ・ナーシングを学ぶことで、患者さんのニーズをとことん探求する当院の患者中心の看護の奥深さを知りました。

現在は入退院支援センターで、患者さんが入院生活や退院後の生活を安心して送るための支援を行っています。

患者さんが大切にしていることや、これまでの生活を知らずに支援することはできないため、患者さんのニーズを捉えて退院支援することはまさにプライマリ・ナーシングだと実感しています。また特に退院支援においては、院内外の他職種との連携が不可欠であり、医師だけでなく、病棟看護師や多職種を巻き込み、チームで支援することにもやりがいを感じています。

現在私は周囲のサポートを得ながら造血細胞移植コーディネーターの勉強もしており、今後専門性を活かして、患者さんのより良い看護、ケアを提供できる看護師に成長していきたいと思います。

キャリアラダーⅢ

2010年度入職

当院の看護の強みは何と言っても教育プログラムが充実していることです。私もプライマリ・ナーシング入門コースと中級コースを受講しました。入門コースでは、自分の課題に取り組み、中級コースでは客観的な視点でのプライマリ・ナーシングについて学びました。患者さんのニーズは何なのかをじっくりと考え、とらえる能力を養うこのプログラムは、チーフナースとしてスタッフにアドバイスする際にも役立っています。

看護をする中で私が大切にしていることは、チーフという役職者である前に看護実践者であるということです。どんなときも自ら機会を作ってベッドサイドで患者さんの声に耳を傾ける。実際の患者さんの反応や話してくれたことが大切だということをスタッフに背中で示せるように意識して足を運んでいます。看護師である以上、それが原点であり自分の中でいつも忘れたくないと思っています。

私が看護師になったきっかけは、小学1年生で初めての入院を経験し不安だったときに支えてくれた看護師さんとの出会いでした。入院は患者さんの最大のピンチ。私も患者さんのピンチを救える誰かのヒーローでありたいです。