放射線治療科

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メッセージ

・前立腺癌に対し5回の外来通院治療を行っています。

・働きながら放射線治療が受けられるように、8:30~18:30まで治療を行っています。

・がん以外の病気がある患者さんも、安心して治療が受けられるように各診療科と連携しています。

当科では、放射線治療を必要とする全ての患者さんに対し、高精度の放射線治療と体に負担の少ないやさしい医療の提供をめざしています。近年、放射線治療の技術進歩はめざましく、当院でもがんに放射線を集中し周辺の正常臓器へのダメージを最小限にする強度変調放射線治療(IMRT)や定位放射線治療(ピンポイント照射)を行っています。放射線治療では治療の計画と照射の技術の融合が大切であり、適切な治療が提供できるようスタッフ一同日々研鑽しております。

1. 働く人への対応(夜間の放射線治療を行っています)

通常の放射線治療は、1回15分の治療を5-6週間連続して平日毎日行う必要があるため、仕事との両立で悩んでいる患者さんもいらっしゃいます。虎の門病院の診療時間は8:30~17:00までですが、乳がんと前立腺がんの患者さんを対象に18:30(最終受付18:00)まで放射線治療を行っています。虎の門病院は都心のアクセスのよさをいかして、東京で働きながら放射線治療を希望する患者さんをサポートしていきます。

2. 高齢者への対応

超高齢社会を迎えた日本では、ペースメーカーを使用していたり、人工透析を行っていたりなど、がん以外の病気を抱えている患者さんが増えています。このような患者さんも虎の門病院なら安心です。虎の門病院は総合病院の強みを活かし、がんの治療に直接関わらない診療科とも連携しながら放射線治療を行っています。

 

扱う疾患(放射線治療の費用)

放射線治療は、さまざまながんに対して行われます。虎の門病院では、主に乳がん、前立腺がん、食道がん、肺がん、直腸がん、悪性リンパ腫などに対して、担当科と連携して放射線治療を行っています。

他院でがんの診断や手術を受け、当院で放射線治療を希望される患者さんへ

乳がん

乳がんの治療では乳房温存術(乳房部分切除術)や乳房切除術(乳房全摘術)などの手術の後に、手術した乳房やその周辺に放射線治療を行う場合があります。放射線治療の回数は25回(5週間)が一般的でしたが、最近は16回で治療を行う場合もあります。手術の状態によっては5回程度の追加照射を行う場合があります。

放射線治療の費用

放射線治療の内容 3割負担の場合
乳房温存術後の乳房照射(25回) 14~19万円
乳房温存術後の乳房照射(16回) 12~15万円
乳房切除術後の胸部と鎖骨上部照射(25回) 19~25万円

上記の他、初診料、再診料、検査料、薬代等が必要になることがあります。

前立腺がん

骨やリンパ節などに転移のない前立腺がんに対して、当院では5回(2週)、28回(6週)、39回(8週)の強度変調放射線治療(IMRT)を行っています。また、前立腺がんの手術後にPSAが上昇した場合に、前立腺のあった部分に32回~35回(7週)の三次元照射(3D-CRT)または強度変調放射線治療(IMRT)を行っています。治療についての詳細は「放射線治療教室」にご参加下さい。

放射線治療の費用

放射線治療の内容 3割負担の場合
前立腺がんの定位放射線治療(5回) 19~21万円
前立腺がんのIMRT(28回) 40~42万円
前立腺がんのIMRT(39回) 43~45万円
前立腺がんの手術後の放射線治療(32-35回) 25~40万円

上記の他、初診料、再診料、検査料、薬代等が必要になることがあります。

乳がんと前立腺がん以外のがんについて

乳がんと前立腺がん以外のがんの放射線治療については、当院の担当科にご相談ください。

予約の方法

現在おかかりの医療機関から当院の医療連携室(03-3560-7823)にお電話いただき、ご予約をお取り下さい。なお、必ずしも放射線治療の適応にならない場合もあります。受診の際には現在の状況を確認するために、紹介状や画像検査・病理検査のレポートなどが必要になります。

お知らせ

放射線治療教室の開催のご案内

がん患者さんやそのご家族に、「がんとはどういう病気か」、「放射線治療はどういう治療か」を知ってもらうために放射線治療教室を行っています。放射線治療の医師が直接お話しします。

対象

放射線治療を検討中の患者さんとご家族、医療スタッフなど、どなたでもご参加いただけます。

  • 参加費は無料です。
  • 当院に通院していない患者さんでもご参加いただけます。
  • 放射線治療教室についてのお問い合わせは、放射線治療外来にお願いします。
    (電話受付時間 8:30~11:50、13:00~17:00)

場所

虎の門病院 7階701会議室(外来エレベーター7階でおりて、右正面にある会議室です。)

日時・内容

現在、新型コロナウイルス感染症の影響で放射線治療教室の開催を中止しています。次回の放射線治療教室の開催が決定次第、ホームページと院内の掲示でお知らせします。
これまでに「放射線治療教室の再開はいつか?」というご質問を多数いただきました。放射線治療教室に関心を持っていただきありがとうございます。
今後とも安心して放射線治療を受けられるように、スタッフ一同努めて参ります。どうぞよろしくお願いします。

今後の予定
日時 内容
第17回 未定 未定

※月1回の開催を予定しています。今後の予定は、虎の門病院の放射線治療科HPで随時更新します。

2019年に開催した放射線治療教室
日程 内容
1月21日 がんについて知っておきたいこと & 放射線治療とはどんな治療か?
2月25日 前立腺がんといろいろな放射線治療
3月25日 前立腺がんの放射線治療後のPSAの値と副作用
5月27日 がんについて知っておきたいこと&放射線治療とはどんな治療か?
6月24日 早期乳癌 手術・薬物療法・放射線治療のいま(乳腺内分泌外科、臨床腫瘍科との共催)
7月22日 前立腺がんといろいろな放射線治療
9月2日 前立腺がんの放射線治療後のPSAの値と副作用
10月7日 がんについて知っておきたいこと&放射線治療とはどんな治療か?
10月28日 前立腺がんといろいろな放射線治療
12月2日 前立腺がんの放射線治療後のPSAの値と副作用
12月23日 リニアック・トモセラピー・粒子線 放射線治療の最新技術と装置の特徴
2020年に開催した放射線治療教室
日程 内容
1月27日 前立腺がんといろいろな放射線治療
2月17日 がんについて知っておきたいこと&放射線治療とはどんな治療か?

診療体制

放射線腫瘍医3名、診療放射線技師8名、医学物理士3名、看護師2名、事務1名で診療を行っています。

治療装置と特徴

トモセラピー:Radixact(ラディザクト)

強度変調放射線治療(IMRT)専用装置です。IMRTはがんに放射線を集中し、がんの周りの正常臓器への影響を従来法より小さくできます。IMRTが有効なほぼ全てのがんに対しIMRTを行っています。また、骨髄移植の際の全身照射も、トモセラピーで行っています。これまでの方法に比べて全身に均一に放射線を照射することが可能で、肺と腎臓の放射線量を下げて副作用を減らすことができます。オーダーメイドの治療を行うことができるため、体への負担が小さくなります。

CT同室設置リニアック:Elekta Synergy (エレクタ シナジー)

CT同室設置リニアックも、トモセラピーと同様にIMRTを行うことができます。この装置の最大の特徴は、最近の放射線治療でよく用いられる簡易的なCTではなく、画質の優れた診断用CTを利用して照射位置を合わせられることです。診断用CTでないと見つけられない早期の肺がんも、正確に位置を合わせて定位放射線治療(ピンポイント照射)をすることができます。
さらに、この放射線治療装置は乳がんの治療でも高精度の放射線治療を行うことができます。治療時に患者さんの体表面をモニターする専用装置が付属しているため、治療時の腕の位置で微妙に形が変わる乳房に対しても、正確に姿勢を合わせて放射線治療をすることができます。

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