診療実績一覧

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血液内科

2025年4月現在
・入院ベッド数:56床
・クリーンルーム:14床 (個室:5床、3人床:9床)

血液内科新患内訳

2020 2021 2022 2023 2024
TOTAL 169 207 254 267 275
悪性リンパ腫 30 37 51 38

49

急性骨髄性白血病 20 29 53 38 41
骨髄異形成症候群 26 22 29 37 44
骨髄増殖性疾患 18 34 31 26 22
多発性骨髄腫 13 17 13 21 13
再生不良性貧血 8 3 10 9 9
急性リンパ性白血病 9 8 16 15 7
成人T細胞白血病 3 2 1 2 2
その他・輪番 51 63 66 96 95
2024年新患内訳2025.JPG
過去5年間の新患内訳2025.JPG
分院移植件数グラフ+2024年まで.jpg

呼吸器内科

分院内科総合診療科(呼吸器内科)

 

2021年

2022年

2023年

2024年

睡眠ポリグラフ検査

44

165

190

114

気管支鏡検査

51

55

38

48

外来化学療法

155

165

216

168

疾患別入院患者数

 

2021年

2022年

2023年

2024年

肺癌

70

116

86

93

間質性肺炎

44

13

8

17

特発性間質性肺炎

 

18

11

11

薬剤性間質性肺炎

 

1

2

2

膠原病性間質性肺炎

 

6

3

4

好酸球性肺炎

1

1

1

0

器質化肺炎

13

3

2

1

過敏性肺炎

2

1

0

2

細菌性肺炎

12

29

31

61

肺炎球菌肺炎

4

4

0

6

緑膿菌肺炎

 

3

0

0

誤嚥性肺炎

28

28

47

34

びまん性汎細気管支炎

2

8

11

17

胸膜炎

7

1

4

3

膿胸

6

1

4

8

肺膿瘍

6

1

3

3

肺アスペルギルス症

5

3

4

2

肺結核

5

1

1

3

非結核性抗酸菌症

14

5

5

13

慢性閉塞性肺疾患

18

15

10

14

気管支喘息

5

5

6

9

気管支拡張症

2

1

0

1

気胸

11

17

10

14

縦隔気腫

1

1

2

1

睡眠時無呼吸症候群

44

165

190

114

COVID-19

194

326

26

77

心不全

 

3

1

0

肺動静脈瘻

 

1

0

0

肺胞出血

 

2

0

0

肺血栓塞栓症

 

2

0

1

肺高血圧症

 

1

0

0

その他

16

17

5

10

合計

521

725

379

523

消化管センター内科

分院内視鏡検査件数2025.png
  2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
上部内視鏡 2648 2788 2611 2652 2567
下部内視鏡 1282 1575 1631 1690 1686

  2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
上部・下部ESD総数 123 96 93 111 144
上部・下部EUS総数 49 62 64 170 186

肝臓内科

20248月までに肝臓センター(本院、分院)で診療し登録されている患者数は、B型肝炎 8,229例、C型肝炎 12,338例、肝がん 4,027例、自己免疫性肝炎347例(確定診断例)、原発性胆汁性胆管炎351例、その他代謝機能障害関連脂肪肝疾患(MASLD)など7,981例です。

これまでに行ってきた治療実績は、B型慢性肝疾患でインターフェロン 1,722例、核酸アナログ 5,964例、C型慢性肝疾患でインターフェロン総数(プロテアーゼ阻害剤併用を含む)11,438例、2014年以降のインターフェロンフリーDAAs内服治療3,193例です。

いずれの治療においても高い効果が得られています。

肝癌治療では、外科的肝切除2,107例、ラジオ波凝固術(RFA3,043例、肝動脈塞栓術(TACE2,931例、抗がん剤治療(分子標的薬・免疫チェックポイント阻害剤治療を含む)446例などとなっています。各患者さんの状態に適した集学的な治療を行っています。

自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎の患者さんには厚労省班会議の診療ガイドラインを踏まえた治療を行っています。代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)では、MASH専門外来、教育入院、新薬の開発治験に力を入れています。臨床試験では、糖尿病合併MASHへのSGLT2阻害剤の有効性を検証しています。

当科では、臨床治験を通じて最新の薬剤や治療法を模索し、臨床病院として患者さんへ効果の高い治療を提供できるように務めており、「医師主導(研究者主導)」の治験にも参加し、先進的な医療を行う努力もしています。一方で、国立研究開発法人日本研究開発機構(AMED)の研究班に参加し臨床に即した最先端の研究を行っています。自己免疫性肝疾患については1998年より難治性の肝疾患の班会議に参加し現在は診療ガイドラインの策定に参画し、より進んだ診療を目指しています。また東京都肝炎拠点病院・治験拠点医療機関・地域がん診療連携拠点病院としての活動も積極的に行っています。

循環器内科

【2024年度】

動脈造影検査(冠動脈、下肢動脈) 85例
経皮的冠動脈形成術 47例
経皮的末梢動脈形成術 40例

腎センター内科

過去4年の診療実績

2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
入院総数 1,278 1,273 1,541 1,502
腎生検件数 139 94 137 141
糖尿病性腎症 82 55 60 70
膠原病 273 263 352 400
体外循環患者 583 581 646 561
嚢胞腎・肝 523 556 628 465
嚢胞腎・肝塞栓術 62 64 71 34

過去4年の血液浄化療法室の診療実績

2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
血液透析件数 24,386 24,480 22,947 22,480
CAPD外来件数 206 168 173 130
特殊治療件数 148 222 208 149
入院患者透析室透析 6,918 6,692 5,498 5,280
28.4% 27.3% 24.0% 23.4%
入院患者病棟治療 173 133 155 122
0.7% 0.4% 0.6% 0.5%
新規透析導入件数 59 47 87 55

リウマチ膠原病科

分院における指定難病診断実績

多発性嚢胞腎 308例
IgA腎症 64例
一次性ネフローゼ症候群 32例
紫斑病性腎炎 13例
アルポート症候群 12例
急速進行性糸球体腎炎 4例

全身性エリテマトーデス 100例
全身性強皮症 51例
シェーグレン症候群 25例
皮膚筋炎・多発筋炎 19例
混合性結合組織病 9例
抗リン脂質抗体症候群 2例
高安動脈炎・巨細胞性動脈炎 12例
結節性多発動脈炎 10例
顕微鏡的多発血管炎 27例
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 11例
多発血管炎性肉芽腫症 5例

強直性脊椎炎 39例
成人スチル病 19例
IgG4関連疾患 10例
ベーチェット病 10例
サルコイドーシス 4例

特発性多中心性キャッスルマン病 20例
家族性地中海熱 3例

脳神経内科

分院脳神経内科の昨年度入院患者数は147名でした。神経筋疾患一般に幅広く対応していますが、特に神経変性疾患や免疫性神経疾患の診療に力を入れています。外来診療は初診、再診ともに予約制です。MRI検査や末梢神経伝導検査、脳波検査などを外来で実施できます。入院診療では、急性期から慢性期まで病期と病状に応じた適切な医療を心がけています。様々な職種のスタッフが協力して、患者さんがご家庭や社会へ円滑に復帰していただけるようお手伝いいたします。退院後の通院が困難な場合には、最寄りの医療機関へのご紹介も可能です。なお当科はrt-PA静注療法や血管内治療などの超急性期脳血管障害に対する治療や脳神経外科的処置には対応しておりません。

ホームページ更新用脳神経内科入院診療疾患の内訳.jpg

糖尿病内分泌科

診療実績

  2023年度 2024年度
糖尿病関連の入院患者数
(実患者数/共診数)
398人/300人 397人/291人
糖尿病のある外来患者数
(実患者数)
1,582人 1,599人
糖尿病や内分泌疾患などの当科外来患者数
(延べ患者数)
11,388人 11,329人
インスリンなどの注射製剤使用中の患者数
(延べ患者数)
2,375人 2,403人

消化管センター外科(上部)

食道疾患の治療

食道癌の治療は、手術治療(内視鏡治療、外科手術)、抗がん剤治療、放射線治療、免疫療法など、多岐にわたり、それぞれの良さを生かして治療していく"集学的治療"が非常に重要となってきます。当院で食道癌治療を受けられる方の多くは当科で担当させていただいておりますが、消化管センター内科(主に内視鏡切除<ESD>を担当)、本院臨床腫瘍科、本院放射線科(放射線療法を担当)と相談し、最適の治療を選択しています。

食道がんの治療には"集学的治療(手術、抗がん剤、放射線などの治療を集めた治療)"が重要です。食道癌と診断された方のうち、内視鏡治療で対応できると判断された方は消化管センター内科にて治療を行います。

食道がんの手術治療は大きな手術ですが、当院では食道癌手術の国内有数のハイボリュームセンターである虎の門病院本院(東京都港区)と密接に連携しておりますので、同じスタッフにより、同じレベルの治療を受けることが可能です。

当院では食道癌の方の手術のほとんどを胸腔鏡、腹腔鏡で行っております。また、スタッフは全員が内視鏡外科学会技術認定医を取得しております。

胃疾患の治療

胃癌に罹られる方、胃癌で死亡される方は徐々に減ってきていますが、それでも日本人にとって胃癌は重要な病気となります。胃癌の治療は、手術療法を中心として、抗癌剤治療や最近では免疫治療(オプジーボ)など様々な治療を組み合わせて行っています。

早期癌と診断された場合には、内視鏡治療(ESD)か外科手術(多くの方が腹腔鏡手術)を受けられることになります。内視鏡治療で根治できるのか、外科手術が必要となるのかは、病気の大きさや組織型、病気の深さなどの要素で決まってきます。当院の消化管センター内科は、食道癌・胃癌などの内視鏡治療(ESD)の日本の先進施設ですので、内視鏡治療で治る方が多数います。

外科手術が必要となった場合には、患者さんの負担が減り、術後のQOLを保てるように、積極的に傷の小さな腹腔鏡手術を行い、またできるだけ胃全摘を回避するように努めています。当院ではスタッフ全員が内視鏡外科学会技術認定医を取得しており、胃癌手術を受けられる方のほぼ全員の方が腹腔鏡手術を受けられています。また、胃全摘を極力回避して噴門側胃切除や胃亜全摘(胃上部を残した噴門機能温存手術)を積極的に行っておりますので、胃全摘を行う方は当院では10%ほどにまで減少しています。

胃粘膜下腫瘍のうち、胃GISTは悪性疾患であり、増大すると肝臓や肺などに転移することもあります。当科では2cm以上のものは積極的に腹腔鏡での胃部分切除(病気の部位のみを切除)を行い、根治を得ております。2cm以下の方でも、大きくなってきている方などは、手術をお勧めする場合もあります。また、胃の切除範囲を必要最小限とするべく、術中に内科医と協力して切除範囲を決めるというLECS(腹腔鏡内視鏡合同胃局所切除)も積極的に行っており、これまでに本院を含めて100例以上を施行しております。

肝臓・膵臓疾患の治療

肝臓癌・膵臓癌、膵のう胞の手術も、虎の門病院本院(東京都港区)のスタッフと密接に連携しながら行っております。本院では、全国有数の肝臓手術、膵臓手術が行われており、その多くが腹腔鏡手術で行われております。同様の手術を当院でも受けていただけますので、いつでもご相談ください。

2022年

2023年

2024年

食道癌手術

2例(胸腔鏡1例)
【72例(胸腔鏡*70例)】

7例(胸腔鏡6例)
【100例(胸腔鏡*98例)】

4例(全例胸腔鏡)
【84例(胸腔鏡*83例)】

胃癌手術

14例(腹腔鏡10例)
【95例(腹腔鏡*90例)】

19例(腹腔鏡12例)
【105例(腹腔鏡*98例)】

10例(腹腔鏡9例)
【89例(腹腔鏡*88例)】

胃粘膜下腫瘍手術

1例(全例腹腔鏡)
【13例(全例腹腔鏡)】

1例(全例腹腔鏡)
【13例(全例腹腔鏡)】

1例(全例腹腔鏡)
【24例(全例腹腔鏡)】

肝臓手術

0例
【172例(腹腔鏡109例)】

2例
【203例(腹腔鏡*124例)】

6例(腹腔鏡2例)
【196例(腹腔鏡*129例)】

膵臓手術

3例
【103例(腹腔鏡*42例)】

0例
【84例(腹腔鏡*40例)】

0例
【119例(腹腔鏡*72例)】

胆嚢手術

25例(全例腹腔鏡)
【318例(腹腔鏡306例)】

34例(全例腹腔鏡)
【347例(腹腔鏡343例)】

43例(全例腹腔鏡)
【365例(腹腔鏡357例)】

【カッコ内】は本院含む症例数
* ロボット手術を含む

腎センター外科

手術症例数 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
合計 553 648 743 710 782 808 893
腎臓移植 本院 9 17 24 19 19 25 29
分院 10 13 18 14 10 15 17
合計 19 30 42 33 29 40 46
死体腎 4 3 7 6 3 4 5
腹腔鏡下ドナー腎摘術 本院 7 15 22 16 17 21 25
分院 8 12 13 11 9 15 16
合計 15 27 35 27 26 36 41
副甲状腺摘出術 本院 5 3 3 1 1 1 0
分院 3 0 1 0 2 0 1
合計 8 3 4 1 3 1 1
バスキュラーアクセス 本院 109 84 118 110 104 83 95
分院 112 130 122 103 118 90 133
合計 221 214 240 213 222 173 228
経皮的血管拡張(PTA) 本院 180 192 198 173 181 169 224
分院 104 168 197 252 310 365 341
合計 284 360 395 425 491 534 565
CAPDカテーテル留置 本院 3 1 10 1 3 5 3
分院 2 9 10 6 8 12 8
合計 5 10 20 7 11 17 11
嚢胞腎摘出術 分院 1 4 7 4 0 7 1
合計 1 4 7 4 0 7 1

虎の門病院は、1982年に分院で腎移植を開始し、2002年からは本院でも行うようになり、2023年までに792例(うち献腎移植150例)の腎移植を行いました。本院、分院ともに腎移植施設として日本臓器移植ネットワークに登録されています。

腎移植件数、生体腎移植と献腎移植の生着率比率

20230228腎外図①.jpg

kidney_s_2023.png

整形外科

 

2023年度(件)

2024年度(件)

総手術数

527

544

人工関節手術

66

68

 ■股関節

26

20

 ■膝関節

31

40

 ■肩関節

4

2

 ■その他(肘関節・指関節など)

5

6

手外科手術

345

354

 ■鏡視下手根管開放術

71

81

 ■末梢神経手術 

111

130

外傷手術

170

170

精神科

2024年度の入院診療実績は、表のとおりです。精神障害全般にわたって診療していますが、うつ病、躁うつ病など気分障害の精査・診断・治療を主におこなっています。とくに分院精神科では、気分障害やカタトニアの患者さんに対して、慎重に適応を見極めた上で修正型電気けいれん療法(m-ECT)を実施しています。

2024年度診療実績表

疾患名 人数 %
認知症・症状器質性精神障害(F0) 1 1.6
統合失調症・妄想性障害(F2) 11 17.2
気分障害(F3) 28 43.8
神経症性障害・ストレス関連障害(F4) 18 28.1
発達障害(F8) 1 1.6
注意欠陥多動性障害(F9) 2 3.1
その他 3 4.7
合計 64

小児科

現在は月1回午後の外来だけを行っています。1回に数人の患者さんを診察しています。

泌尿器科

20227月~
202312

20241月~
202412

20251月~
20257

前立腺生検

29

45

42

ロボット支援下前立腺全摘術

22

11

ロボット支援下腎部分切除術 

1

4

腹腔鏡下腎摘出術/腎尿管全摘術

9

12

6

腹腔鏡下仙骨膣固定術

0

1

2

経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt

25

15

16

経尿道的前立腺核出術(TUEB

8

13

12

経尿道的前立腺つり上げ術(ウロリフト)

17

14

5

経尿道的水蒸気治療(Rezum

0

5

7

経尿道的尿路結石砕石術

7

14

8

その他腹腔鏡手術

1

2

4

尿管ステント留置術

15

20

10

腎ろう造設

4

膀胱ろう造設

0

2

2

ボトックス膀胱内注射

0

4

5

人工尿道括約筋埋め込み術(AMS-800)

0

その他手術

10

29

14

乳腺外科

2022年8月開設

歯科

患者数(人) 他科からの依頼(件) 周術期口腔管理(件)
2021年度 8006 427 283
2022年度 8130 469 295
2023年度 7833 454 331
2024年度 8039 504 328

リハビリテーション科

麻酔科

2024年度に行われた当院(分院)での手術のうちで,麻酔科医が管理した麻酔の実績を,日本麻酔科学会による麻酔方法別分類に従ってまとめたものを、以下に記載します。

麻酔科医が管理した手術件数とその内訳(日本麻酔科学会麻酔法別集計)

総麻酔件数

945
全身麻酔(吸入) 536
全身麻酔(TIVA) 70
全身麻酔+硬・脊、伝麻 252
全身麻酔(TIVA)+硬・脊、伝麻 35
硬膜外麻酔 22
脊髄くも膜下麻酔 28
伝達麻酔 1
その他 0

病理診断科

分院における病理検査件数の年次推移

年度

組織診断

術中迅速診断

細胞診断

病理解剖

2019

1,861

16

582

5

2020

1,521

19

376

3

2021

1,737

22

340

4

2022

1,910

21

450

4

2023

2,206

19

971

4

2024

2,389

21

1,015

7

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