リウマチ膠原病科

このページを印刷

メッセージ

当院はリウマチ専門医と腎臓専門医を両方有する医師が多く在籍しており, Nephro-Rheumatologyという疾患領域を全国に先駆けて発信しています。慢性腎臓病を有するリウマチ・膠原病患者さんのQOLを維持するために, 迅速な寛解導入を行うと同時に腎毒性の少ない適切な治療選択をご提案します。
特に当科は正確な画像診断・組織診断を重視し, 鑑別や診断が難しいキャッスルマン病, TAFRO症候群, IgG4関連疾患などの難病にも対応致します。当科の臨床遺伝専門医も在籍しており, 遺伝カウンセリング外来を通じて, 遺伝性自己炎症性疾患や遺伝性腎疾患の診療も行います。

リウマチ専門医と腎臓専門医の2つの視点

リウマチ、膠原病の患者さんは慢性腎臓病(CKD)を合併することが多く、リウマチの患者さんではCKD合併する頻度は一般の方の2倍、約25%と言われています。リウマチ膠原病の患者さんがCKDを合併すると、薬剤が使えなくなってしまい、リウマチ膠原病が悪化することがあります。当院ではリウマチ専門医と腎臓専門医の両者を持つ医師により腎機能が低下した患者さん一人一人に適した治療を提供します。また腎機能の低下した患者さんには透析を避けるために看護師、管理栄養士とのチーム医療でサポートしていきます。

痛みの見える診療

関節が痛いのに「採血の値が良いから大丈夫」もしくは「レントゲンで異常が無いから大丈夫」と言われたことはありませんか?

「2つ以上の関節が腫れて痛い」、「安静にしているときに痛く、動き出すと良くなる背中の痛み」などの症状がある場合は、採血やレントゲンで問題無くとも、リウマチや他の膠原病である可能性があります。当院ではエコー、MRI、CTといった画像検査を積極的に行い正確な診断を行います。採血の結果だけに頼らず、文字通り「痛みの見える診療」を行う事で、患者さんが納得できる治療を目指します。

扱う疾患

CKD合併膠原病

患者さんの腎機能に適した治療を提供します

関節炎の画像評価

超音波、MRICTを用いて正確な診断を行います

膠原病の腎障害の診断

1974年より7034件の腎生検を行っております。適切な診断と治療を行います。

関節リウマチの手術療法

整形外科と協力して治療を行っております。

IgG4関連疾患
Castleman病
TAFRO症候群
POEMS症候群

診断の難しい稀な疾患にも対応いたします。

PAGE TOP