令和4年度最優秀指導医

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令和4年度最優秀指導医

「骨折」のレントゲンは見たことがありますか? 我々は整形外科医なのでパッとレントゲンを見て、なんとなくギプスで治るのか手術が必要なのか解答したとすると、恐らく9割くらいは正解するかと思います。では、その直感のみで治療をしていいのでしょうか?どの骨折にも分類があり、それぞれの治療法が決まっています。ただし、中には教科書に答えのないような骨折もあり、その時には文献を検索して治療法を検討します。また、患者の背景によっても治療法を検討すべき場合もあり、それを決めるのがカンファレンスです。初期研修の二年間で身につけることは、病棟管理や手術などの治療法は当然ですが、それより前に病態に対して正しい知識の身につけ方、またカンファレンスでしっかりプレゼンができるようになることも重要です。これらの医師という職業の基本を身につけられるような二年間になるよう、我々は一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

F.M先生(整形外科)福島県立医科大学卒(平成17年3月)

私は、内科初期研修医として入職後、一貫して虎の門病院で勤務しています。初期研修ではそれぞれの診療科をローテーションすることで多くの症例を経験し、緊急に対応する力や医師としての基礎を身につけることができます。各領域のプロフェッショナルの先生と一緒に働けたことから多くの学びがあり、現在もその経験が活きていると感じます。後期研修では専門分野で稀な症例も経験し、研究や学会発表の機会も与えてもらえたことで、少しずつ実践力を高めることができました。私が所属している血液内科では症例数も多く、同じ疾患であってもその背景にはさまざまな医学的、心理的、社会的背景があります。他の診療科や他職種と連携をとり、治療だけでなくその人に合った生活とは何かを考える力も身につくと思います。虎の門病院での研修は忙しいですがやりがいのある環境です。ぜひ一度、いらしてみてください。みなさんとお会いできることを楽しみにしています。

K.D先生(血液内科)筑波大学卒(平成21年3月)

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