精神面も技術面も!新人ナースを支える看護部の仕組み

入職後、各部署に配属された新人看護師を支える要となるのがプリセプターです。右も左も分からない状態から、職場になじんで落ち着いて業務に当たれるようになるまでには、たくさんの手助けが必要です。プリセプターとプリセプティ(新人看護師)の声をご紹介します。

プリセプター

2019年度入職

看護師として患者さんの入院生活は、患者さんの人生の一部であると忘れないことを大切にしています。私自身が患者さんにとって良かれと思って行動してしまったり、患者さんが本当に求めていることは何か、患者さんのためになることは何かと迷ったりすることがあります。その時はその方の人生を考えることで、どう関わるかが明確になると考えています。プリセプターとしても、一人一人の考え方や働き方、看護観は違うことを理解し、プリセプティそれぞれに合った関わり方をする必要があると考えています。プリセプティとの関わりを病棟で共有し、病棟全体で育てられる環境を作ろうと意識をしました。プリセプターとして指導に励む中で、私自身が1年目の時に慣れない環境や業務でたくさん悩んだことを思い出しました。多くの指導を受ける1年目だからこそ、何かあった時に相談できるような1番の味方になろうと意識しています。

プリセプティ

2021年度入職

現在、希望をしていたICUで手術を終えた患者さんの看護をしています。プリセプターとして私についてくれている先輩は、優しくて話しかけやすくて、頼りになるお姉さんのような存在です。プリセプター以外の先輩からも「これもできるようになったの?」と声をかけてもらったり、「早くなったね」、「すごいね」と褒めてもらえたりすると、少しずつでも成長しているのかなとうれしくなります。

私はプライマリ・ナーシングに興味があってこの病院を選びました。実際にプライマリ・ナースの先輩たちを見ていると、どういう看護をしたらいいか、ご家族とどういう架け橋になっていくべきかを常に考えて、先生も含めて話し合って決めているように思います。

私も、患者さんの性格や背景、病気の状態などをトータルでとらえた看護を実践できるように、先輩から、知識や技術、患者さんへの接し方を学び、研修なども積極的に受けていきたいです。

患者さんの中には、つらい、痛いと自分から言い出せない人もいらっしゃいます。そういうことに鋭い観察力で気がつけるようになると同時に、患者さんから辛いことも話してもらえるような看護師になりたいです。